2011年5月9日月曜日

本当は怖いアマゾンの話

「本当は怖いアマゾンの話」というエントリーが話題だ。
下に内容の概略を転載しておく。

要するに小売店として絶大な力をもつアマゾンは出版社に対して仕入れ価格や、内容にいたるまで 圧力をかけるに至っていて、逆らった出版社には嫌がらせをしてるということらしい。「購入ボタン」が表示されなかったり、検索に引っかからなかったり。

そしてさらに利用者の画面に表示されるオススメ商品もリベートを払った企業の商品が表示され易くなっていたり、購入者によって同じ商品の価格が異なって表示されているらしい。

販売力のある小売店が影響力をもつのは当然といえば当然だが、 リベートによって商品を優先的に表示するような小売店なら消費者の利益に一致しない可能性もでてくる。そういう時に消費者に選択する余地がないというのはよくないね。独占企業の傲慢さは電力会社をみればよくわかる。

既に4〜5年も前からアマゾンは各出版社にコアップ料金の引き上げを要求していて、応じなければアマゾンは、全くディスカウントしないとか、キャンペーンに含めないとか、最悪の場合、検索エンジンを操作して、著者名やタイトル名をきっちり正確に入力しないと検索に引っかからない、などの小細工もやっていたことがわかっている。

他にもアマゾンは、その膨大な仕入れによる影響力にあかせて、出版社がどういう本を作るべきか、ということまで指図できるようになっている。

仕入れ値に関してもアマゾンはすごいプレッシャーをかけてくる。それまではどんなにたくさん仕入れても、返品可能で定価の50%までだったものが、アマゾンは何冊までは返品しない条件でこれをさらに数%ディスカウントさせている。版元も返本がないのはありがたいことなので、この条件をのんでしまう。最近は60%なんてひどいタイトルも聞かれるようになった。

微妙なところであなたのストライクゾーンに投げてくる「推薦書」、あれって、ユーザーの過去の買い物パターンだけをアルゴリズムにして類書を割り出しているわけではないって知ってた? もちろん、版元からお金を取って操作している。


その人の過去の買い物パターンや住んでいる場所によって、同じ本に違う値段が付いていることも? そうやってどの本がいくらなら利益が最大限になるのか、あなたを使って実験しているのだよ。言い換えればあなただったら、いくらなら買いそうだとか、値踏みをしているわけ。

↓オリジナル記事
http://oharakay.com/archives/2490

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