2012年12月2日日曜日

ジョジョ アニメ 第9話 感想

ジョジョの奇妙な冒険 第9話 「最後の波紋!」

いよいよ第一部の最終回。
このアニメ化のなかでは最も不満を感じることが少なかった回といえます。

スピードワゴンの「困ったときはいつでも、どんなところでも駆けつけるつもりだぜ」が熱いです。

スピードワゴンの願いもむなしく、スピードワゴンとジョナサンはこれが今生の別れとなりましたが、大事なのは尊敬する友を思うスピードワゴンの気持ち。



ジョナサンが入り口に入るときに頭をぶつけるシーンがカットされていないのは、この回の脚本家がわかっている人間だということを意味しています。



こういう人間味あるシーンこそがキャラクタに奥行きを与える重要なシーンなのです。


ワンチェンがディオをひじの上に乗っけているのもグッド!
こういうディティールが変更されていると、長年のジョジョファンは違和感を感じてしまうのです。
暗記できるくらいに読み込んでいますからね。



ストーリは20年以上前に出来上がっています。ジョナサンのディオに対する感情、ジョナサンとともに死のうとするエリナ、エリナに赤ん坊を助けるよういうジョナサンと一通りのポイントはきちんと抑えられていたと思います。

ここでヘマしたらディビットプロダクションは焼き討ちにあっても仕方ないといえるでしょう。

ジョナサンの母親がジョナサンをかばって死んだから今のジョナサンがあり、船でも赤ちゃんのお母さんは、赤ちゃん(のちのリサリサ)をかばって死にました。エリナはこの赤ちゃんがいなかったとしたらジョナサンのそばを離れることはなかったでしょう。

「泣いてくれてもいい。でも君は生きなければならない。」
エリナに赤ちゃんを助けることを指示するジョナサン。
意思を伝えるというジョジョのテーマは第一部からもう存在してたんですね。


それにしても最終カットの止め絵のジョナサンの顔がひどすぎます。
こんな重要な絵なのになんでこんな絵になるんでしょうか?


原作の最後のページ



アニメ版。
配置は原作を踏襲しているけど、ジョナサンの顔が不細工すぎ。
キャラクタデザインの清水貴子はまさに戦犯。
原作の絵をそのままコピーしろ!






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