「ダブルキャスト」という初代プレイステーションのゲームをご存知でしょうか?
「やるドラ」シリーズの第一弾としてリリースされました。
ゲームジャンルでいうとアドベンチャーゲームなのですが、
感覚としては通常のテレビアニメを見ている感覚に近いです。
で、ところどころで選択肢が出てきます。
その選択によって結末が変わってくるというものです。
これが実に面白い!
いまだと中古では100円程度で販売されているみたいです。
ニコニコ動画には実況動画もあがっています。
実は開発者もこの面白さの構造を理解していないようです。
なぜなら、この後のシリーズの続編はまったく面白くないからです。
このタイトルだけが奇跡的に面白くできあがったと思います。
主なストーリーは以下のような感じです。
主人公はある日記憶喪失の美少女と出会い、面倒を見ることになります。
主人公は映画部に所属していて、その美少女に主演女優を依頼します。
そして部長の別荘で撮影を行うことになるのですが、
腑に落ちない出来事が起きるようになります。
この面白さの秘密は「落差」と「周回プレイ」にあると思います。
前半はラブコメのノリで、美少女とのラブラブな展開となります。
ところが後半は部員全員が皆殺しになるような凄惨なラストシーンが出てきたりします。
(最良の選択をすれば、大団円のハッピーエンドにも到達できます。)
私の個人的は感想では、まず前半のラブラブゾーンにおいては
「こんな都合のいい話があるか。むずがゆいわ。」とあなどっていたので、
後半の超凄惨な展開に驚かされました。
そして重要なポイントですが、はじめのプレイではほとんどバッドエンドにたどり着くようになっています。
さらに「バッドエンド 05」というように他にもエンディングが存在することが示されるのです。
そのため、「真犯人はだれなのか?」とか「グッドエンディング 01」とはどういうものか
という興味からプレイヤーは2週目のプレイに入っていくことになります。
別ルートでは今までのルートでは見えなかった新しい真実が見えたりします。
1週は30分程度で終了しますし、すでに見たシーンはスキップできるので快適にプレイできます。
非常によくできたシステムだと思います。
ちなみに「ひぐらしのなく頃に」はこのゲームに着想を得たというのは有名な話です。
↓森永ふんふんさんの実況動画
http://www.nicovideo.jp/mylist/5133145
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