例えば以下の2つの色があるとします。
青みがかった濃いグレー
青みがかったより濃いグレー
違いは『より』という言葉がついているかどうかです。
画面のレイアウトを決めるのに誰かと話をするとして、ずっとこの2色をこの呼び方で呼ぶ人がいると思うんです。
「ヘッダーは『青みがかった濃いグレー』で見出しは『青みがかったより濃いグレー』がいい。」
というように。
これが無駄だと思うんですよ。
間違いのもとになります。
二人で話してるならまだしも3人以上になると極端に認識違いが出ると思います。
そこで「A」と「B」に置き換えるとします。
こんな感じです。
A:青みがかった濃いグレー
B:青みがかったより濃いグレー
これはそのまま呼ぶよりは賢いですが、Aがどちらかというのでぶれてしまうんです。
「あれ?Aっていうのはどっちの色だっけ?」という感じです。
そこでこの2つの色の差分に注目して読み替えます。
濃いほう:青みがかった濃いグレー
より濃いほう:青みがかったより濃いグレー
より濃いほう:青みがかったより濃いグレー
まあまあ賢いといえます。
しかし結局2色しかないわけで同じ系統のいろで濃さだけが違うわけですがから、ここでは「濃いほう」と「薄いほう」としたほうがブレがなく直感的だと思うんです。
薄いほう:青みがかった濃いグレー
濃いほう:青みがかったより濃いグレー
「ヘッダーは「薄いほう」にして見出しは「濃いほう」がいい」という感じです。
これが私が思う一番賢い方法です。
本質に注目して一番ぶれがないようにするってことです。
先日Books&Appsの記事で雨宮紫苑という人が下のような記事を書いていました。
>『平等』は弱者を追い詰める。重要なのは『公平』だ。
平等というのは全員に1万円ずつ配るようなことですね。
これではダメということです。
年収が高い人には配る必要ないですよね。
逆に病気などで働けない人だと1万円のサポートでは生活ができないのでもっとお金を配る必要があります。
これで公正になります。
つまりみんなが人間らしく暮らせるようにすることが重要ということです。
で、この雨宮紫苑という人がしくじっている点は「平等」と「公正」という似たような言葉を使っている点です。
ややこしいだけでしょ。
すべての人間が人間らしく生活できるように富を再分配することが重要で、そのためにはその人が置かれている状況に応じたサポートをする必要がある。ということが言いたいのであれば、もっといいタイトルのつけ方があるんじゃないかと思います。
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