2019年3月6日水曜日

ボーダレスジャパン田口一成さん「人生の価値は何を得るかでなく、何を残すかにある」

TEDでボーダレスジャパンの田口一成さんのプレゼンを見て大変刺激を受けました。

田口さんの取り組みは社会問題をビジネスで解消するというものです。

動画の中では田口さんの会社、ボーダレスジャパンの取り組みが紹介されていました。

1つ目の取組
日本にいる外国人は部屋を借りるのが難しいそうです。
習慣の違いなどからトラブルが発生しやすく保証人もいないためです。
また日本人の友人が欲しくてもその機会もないということです。

そこで田口さんは外国人と日本人を半々にするシェアハウスを作ったそうです。
シェアハウスというのは共有スペースがあるため同居人と交流があります。

2つ目の取組
ミャンマーの貧困に苦しむ農村では葉巻を栽培しています。
葉巻の葉は穴が開くと商品価値がなくなってしまうためその地域では大量の農薬を使っていました。農薬を買うために借金をしても思った価格で葉巻が売れず借金を抱える農家も多いそうです。

そこでボーダレスジャパンでは無農薬でも育つハーブの栽培を提案したそうです。
ハーブは強いため無農薬で育つそうです。
栽培されたハーブを誰に売るかというのは最初わからなかったそうです。
今現在では妊婦さん向けのハーブティーとして需要があるそうです。
妊娠して授乳する2年ほどの間はカフェインをさけるためお茶やコーヒーを控える人が多く、その人たちの間で口コミで広まったそうです。
現在では200戸の農家でハーブ栽培がおこなわれているそうです。

このようにボーダレスジャパンではマーケットから見放された社会問題をビジネスとして解消しているのです。

困っている人がいるということは需要があるということです。
しかしお金にならないということでそれらの問題は放置されています。
そこをアイデアを出すことできちんとマネタイズして困窮者を救うということをやってるのです。

田口さんは「人生の価値は何を得るかでなく、何を残すかにある」といっています。

その言葉を聞いて、苫米地英人博士の本に書いてあったことを思い出しました。
苫米地英人博士は「人は社会的な生き物なので自分のためだけに生きるのには飽きてしまう。真の喜びは社会をよくして人を助けることだ」といっています。

先日テレビで梅沢富雄という高齢の芸能人が900万円の腕時計をしていました。
それをみて本当に醜いと思いました。
それだけのお金を腕時計のようなものに使ってしまう知能。
自分が人生において何を成し遂げるかわかっていないからそういうものにお金を使ってしまうのです。

お金さえ払えば誰でも買える時計に何の価値があるのでしょうか?
お金は現時点では相当信頼があるかもしれませんが万能ではありません。
悪いことをして稼いだお金と人を助けて稼いだがお金を区別する方法がないためです。

暴力団の組長が覚せい剤で大勢の人の人生を台無しにして稼いだ金で高級時計を身に着けていますがこれの何が偉いんですか?

まじめに仕事をしてセイコーの時計をつけている人のほうがよっぽどかっこいいです。














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