仕事がうまくいかない会社を調べて、問題点を解決するのです。
なぜ本業の人たちが気づかない問題を外部の人間が解決できるのか不思議でした。
そこでコンサルタントに関する本を読みました。
・コンサル一年目が学ぶこと
・コンサルを超える問題解決と価値創造の全技法
・世界No1コンサルティングファームが教える成長のルール
・コンサルティングの基本
・戦略思考トレーニング
・戦略思考トレーニング2
・戦略思考トレーニング3
そこで学んだ知恵のエッセンスをここに簡潔にまとめたいと思います。
仮説思考
すべてを調べていたら時間が足りません。まず仮説を立てて、その仮説を芯にして事実を浮き彫りにする考え方です。
抽象化思考
抽象化というのは余計なものを取り去り、エッセンスだけにすることです。余計な情報が多いと、脳の回路がパンクして思考する力がなくなってしまいます。
そこで大事な要素だけに絞るのです。
達人は抽象度を自由自裁にコントロールできます。
例えば、イチゴを抽象度を上げると果物になります。
更に抽象度を上げると食べ物になります。
食べ物になるとラーメンとかそばとかも含まれるようになりますよね。
イチゴをイチゴとして考えるよりも食べ物として考えたほうが余計な詳細が消えて、考えがはかどることがあるのです。
飲食店の売り上げが上がらないときに、お昼の日替わりランチの付け合わせをどうするかということは具体的な内容ですが、抽象度をあげれば商品の改善ととらえることが出来ます。その結果、本当に重要なことは商品力ではなく、商品を知ってもらう宣伝ができてないことだったということに気づくことが出来るわけです。
エッセンシャル思考
8:2の法則というものがあります。本当に重要なものは2割だけという法則です。
のこりの8割はほとんど価値がないのです。
エッセンシャル思考というのはこの重要な2割だけをやろうという考えです。
例えば、Youtubeをやるとして、どのような動画にするかという企画がこれに当たるのではないでしょうか?そこさえきちんとした物であれば実際の撮影は外注してしまっても利益が出るのです。
実際にTV局ではキー局と呼ばれる会社と、制作会社に分かれています。
どんな番組を作るかをキー局が決めて、実際の撮影を制作会社がしています。
キー局の社員は平均年収が1000万円を超えていますが、制作会社の平均年収は500万円に届きません。
この収入の差は重要なことやっているのかどうかの差なのです。
クリティカルシンキング
「みんながそう言っています。」と言われて「そうなんだ。」と納得してしまうのではいけません。「みんなって誰の事ですか?」と疑問を持つ必要があります。クリティカルシンキングとは、批判的に考えるということです。
本当のところはどうなのか、を突き詰めることで今まで誰も気づかなかった無駄や、あるいは利益の源泉に気づくことが出来るのです。
ゼロ秒思考
これはゼロ秒思考というマッキンゼーの赤羽雄二さんの考えです。A4の紙を用意して横置きし、タイトルを決めます。
例えば「年収を最大限にあげる最も良い方法はなにか?」とします。
次にタイマーで1分を計ります。
その制限時間の中で思いつくままに箇条書きで答えを書いていきます。
1行30文字程度で4から6行程度を書くのが限界だそうです。
慣れていない人は3行もかけないと思います。
このゼロ秒思考を習慣化して1日10枚、10分かけて実践すればかなり成果が出るそうです。
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