2019年2月16日土曜日

松本人志と山下しげのりに学ぶゲシュタルト能力

苫米地英人博士の話によくゲシュタルトという言葉が出てきます。

ゲシュタルトとは「部分と全体の関係性を把握する能力」とのことです。

ゲシュタルトという言葉より「ゲシュタルト崩壊」という言葉のほうが有名です。
一つの文字をずっと見ていると「あれ、この字ってこんなのだっけ?」と違和感を感じる状態のことです。

これは一つの文字を見ているなど刺激がない状態が続くと脳の活動が弱くなって認識力が落ちるため起きるそうです。

ゲシュタルト能力が高いということは一部を見て全体を知ることができて、全体から詳細へ粒度が変わっても正確に把握できるということです。

ダウンタウンの松本人志が後輩の山下しげのりについてラジオで話していました。

松本人志が山下しげのりに車の運転をお願いしていた時に、お礼に1000円程度のお金を渡そうとしました。

すると山下しげのりは運転中なのに、後部座席の松本のほうを振り返りお金をひったくるようにとったとのことです。

山下しげのりはゲシュタルト能力が低く、そのため松本に嫌われたといえます。

まず運転中という状況が一番注意しなければならない点です。
山下しげのりが収入が低くお金に人一倍敏感だとしても、お金しか見えないような行動をとるべきではありませんでした。

また松本の視点で山下しげのりを見るとものすごくさもしく見えるでしょう。
山下しげのりはほかの人から自分がどう見えるかも意識するべきでした。

この場合、信号などで車が止まった時に受け取ればよかったのです。

二人のレンガ職人に何をしているかを聞いたところ、一人は「レンガを積んでいる」ともう一人は「教会を作っている」と答えたという話があります。

この二人には大きな違いがあります。教会を作るという目的のために発生したレンガ積みという作業ということを理解している人のほうが行動が合理的になります。

部分と全体の関係性を理解する力、ゲシュタルト能力を意識しましょう。

人というのは幸せに生きるということが重要な目的の一つです。
そのためにお金は必要ですが、お金だけを重視するのは間違っています。
道に落ちている一万円を拾おうとして車にひかれるようなことがあってはならないのです。

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