2019年2月24日日曜日

ブラック企業の人事戦略

ブラック企業の本質とは何か?

簡単に言えば従業員から搾取するということです。

そのためブラック企業の従業員はまず間違いなく収入が低いです。

本来は戦略的に立ち回り、少ない労力で最大限の成果を出すように工夫をするのが企業の本質です。

ところがブラック企業は戦略もノウハウのないのです。
そしてブラック企業は経営者と従業員の構造になっていて、経営者は従業員のことを考えていません。

システム開発の概念でニワトリとブタのレストランの話があります。
レパートリーに目玉焼きとベーコンエッグがあって、どちらのメニューを出すのかという話です。
これ、ベーコンエッグだと大変なんです。ブタは自分の肉を切り取られるわけですから。
明日のメニューをベーコンエッグにするにはブタにも同意してもらう必要があるのです。ブタに黙って勝手にベーコンエッグを出すことはできません。

これは大変な作業を実施するなら実際にその作業を担当する人にも合意を得るという話なんです。実際にやらない人間が勝手に「よし土日出勤して全パターンの打鍵をしよう。」と決めちゃいけないということです。

ブラック企業は従業員はブタになります。で経営者が勝手に自分の利益のために毎日ベーコンエッグを出すことに決めてるようなもんです。

そしてその従業員の苦労は全部経営者が吸い取るので従業員の給料は低いままとなります。

さて前置きが長くなりましたが、ブラック企業は何もない分お金がかからない方法で従業員を維持しようとします。

せっかく採用してもすぐ辞められたら損なので辞めさせないようなノウハウがあるんです。

それが「あだ名」ですね。

従業員が職場になじんでないとなったら「俺たちみんな仲間だぞ。よそよそしい関係じゃないぞ」と感じさせるためにあだ名をつけて親しい関係を演出するということです。

例えばさえない中年のおじさんが入ってきて、どうも打ち解けないとなったら「教授」とかあだ名をつけてほかの従業員にもそのあだ名で呼ばせるわけです。

ブラック企業にもブラック企業なりのノウハウがあるのかと感心しました。

もしあなたがブラック企業で働いているのなら、即刻辞めたほうがいいと思います。
経営者の利益のために命まで奪われるまでの筋合いないですよ。













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