2019年2月23日土曜日

【認知バイアス】脳のクセを理解することで人生を効率化する

バイアスを知ればバイアスにとらわれない。

人間の脳には特有のクセがあるそうです。
これを認知バイアスといいます。

例えば現状維持バイアスというものがあります。

生き物は通常は現状を変えたくないと考えているそうです。

普通の生活をしている人は刑務所には入りたくないでしょう。
ところが刑務所で生活している人は今度は刑務所から出たくなくなってしまうのです。

年収300万円の人は年収800万円になりたくない。
変化が怖いのです。

こういう脳ののクセがあるということを「知る」ことが大事です。

あとは有名なプロスペクト理論。

人は利益の喜びより、損失の痛みのほうが2.5倍ほど強く感じるというものです。
つまり損を確定したくないと考えるのです。
損をしない可能性があるならそっちにかけてしまうわけです。

以下の2択ではどちらを選びますか?

A 100%の確率で50万円もらえる。
B 90%の確率で60万円もらえる。

通常ならAを選ぶと思われます。
確実な利益がいいですからね。

しかしこれが損失になると全く逆の行動をとります。

C 100%の確率で50万円損をする。
D 90%の確率で60万円損をする。(10%の確率で1円も損しない)

この場合はDを選択するわけです。

期待値で考えると以下のようになります。

Aは50万円×100%で50万円の利益。
Bは60万円×90%で54万円の利益。
Cは-50万円×100%で50万円の損失。
Dは-60万円×90%で54万円の損失。

最も合理的に行動できる人はBとCを選択するはずです。
ところが多くの人がその通りに行動できないのは脳のクセのせいなのです。

バイアスにとらわれないようにする方法は簡単です。
バイアスを知ることです。
こういう脳のクセがあるということを知っていれば防衛できるのです。


バイアスを知ればバイアスにとらわれない。


クラスがあるからいじめが生まれる

いじめは学級のようなの集団で発生します。
大学は単位制なのでいじめが発生しないのです。
会社では同じメンツが顔を合わせるので再びいじめが発生します。
いじめはヤクザのような外見の奴がターゲットになることはありません。
絶対に自分に危害を加えてこない奴がターゲットになります。
いつも懐にナイフを持っていて突然刺してくるくるような奴をいじめる奴はいないのです。



これは脳のバイアスと違いますが、人間の習性といえますね。
人間はこういう習性があるということがわかっていれば、いじめが発生したら「すぐ逃げる」というのが正解とすぐにわかるでしょう。

「なぜ私がいじめられるのか?」とかショックを受けるのはナンセンスです。
人間なんてほとんど本能で生きているチンパンジーみないなものです。
特に集団になると手が付けられません。
集団の中で「絶対に危害を与えてこない」と判断されたら、それだけでいじめられる可能性があるのです。



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