2019年2月4日月曜日

仕事を任されたら何をするか8箇条



経営コンサルタントの安達裕哉さんの「尊敬する上司に教えてもらった仕事を任されたら何をするか8箇条」という記事が秀逸です。


1.納期を確認せよ。
2.成果を合意せよ。
3.仕事を分割せよ。
4.難しい仕事から取り掛かれ。
5.行き詰まったら、「即、相談」せよ。
6.説明責任を果たせ。
7.自分でゼロから考えるな。前例を探せ。
8.人への依頼は早めにし、1から7を守らせよ。


1.納期を確認せよ


仕事で大事なことはいつまでにするのかです。
今週中といったら「金曜日の18時」なのか?「金曜日の24時」なのか?
ちなみに今週中の仕事の場合、締め切りギリギリに終わるようだとたぶんダメです。
その半分の期限でいったん仕上げて、自分で見直しをするまで終わらせます。
で依頼者に確認してもらって何度か直して締め切りに提出するくらいのスケジュール感が大事です。


2.成果を合意せよ。

これは要は何をするのかということですね。
例えば「カレー」を例にすると「カレーを作る」と「カレーの作り方を書く」では全然違いますよね。「カレーを作るんじゃなくて、カレーの作りかたを書いてメールするんですね?紙に手で書くんじゃなくて、PCで作ってメールするんですね?」というようにやるべきことにぶれが出ないように確認をします。


3.仕事を分割せよ。

これは俗にいうワークブレイクダウンという奴ですね。
ラーメンを食べるとして「ラーメンを買ってくる」「作り方を確認する」「お湯を沸かす」という風にやるべきことを作業レベルに分解すること。何から手を付けていいかわからない仕事も分解することでやるべきことが見えてきます。


4.難しい仕事から取り掛かれ。

難しい仕事ややったことない仕事は予想以上に時間がかかるもの。
1日あれば終わると思っていたのに実際は3日かかったなんてザラです。
こんな仕事を一番最後に残しておいた場合、締め切りに間に合わないということになりかねません。

また逆に「人間は一度止まったら動き出せない。一度始めたら終えるまで止まらない。」という性質があります。簡単なことから着手してノッてきたら、難しい作業に入るというのも手でしょう。ブログを書くとしてもまずタイトルだけ書いてみると結構書けるものです。

この両方の性質を理解して使い分けるといいと思います。


5.行き詰まったら、「即、相談」せよ。

「あれ?資料ってどのバージョンの資料を見ればいいんだ?」とかくだらないことで躓いた場合、いちいち確認するのは気が引けたりしますよね。
あるいはたびたび確認しなければならない場合。
「さっき聞いたばかりなのに」みたいな。
また依頼者が忙しそうにしてる場合や誰から話している場合。
権威勾配が大きいほど話しかけにくいという面がありますが、これも即相談したほうがいいです。


6.説明責任を果たせ。

これは依頼者を心配させるなってことですね。
適切に進捗を報告して順調ですよってことを伝えましょうってことです。
これをサボって結果がうまくいったとしても依頼者の心の中に自分に対してのマイナス感情が残る可能性があります。
「プロ」なら心配させない。

7.自分でゼロから考えるな。前例を探せ。

これは「巨人の肩に乗る」とか「車輪の再発明をするな」とか言われてるものです。
自分はよく知らないことについては詳しい人を探すとか、詳しい人を知っている人を探すとか。
私はプログラマですが自分でソートのアルゴリズムを書くより、既存のアルゴリズムを使ったほうが断然いいでしょう。

8.人への依頼は早めにし、1から7を守らせよ。

これはそのままです。



まとめ

上記の8箇条。
さすが経営コンサル企業の管理職の知恵。
賢いです。
ただ時間が経つと「あれ仕事の8箇条ってなんだっけ?」と思い出せないときもあるんですよ。

この内容を一段階上のレベルに抽象化すると最も大事なのは「期限」と「成果」だと思います。「いつまでに」「何をするか?」これが大事です。
その他の6箇条はこの2つの目的達成を確実に行うためのものという構造になっているのがわかると思います。

なるべく楽に確実に短時間で人を犠牲にしないで成果を上げる。
そのために効果があるのが「もっと良い方法はないか?本当にこれがべストか?」という質問をしてみるといいです。




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