2011年4月21日木曜日

元原発技術者菊地洋一さんの訴え 浜岡に地震が来たら福島なんて線香花火

菊地洋一さんは原発の開発に携わったGE社のエンジニアです。
直下型の地震が過ぎるまで浜岡原発を止めるように中電に訴えてきました。

直下型地震が来た場合、福島と比べ物にならない悲劇が起きます。
福島なんて線香花火です。
菊池さんの娘は福島原発のお金で育てられたので、死ぬまで償いをするといってるそうです。
30分の長さなので大変ですが、この動画ぜひ見てください。
以下に概要にまとめます。

東海では2000年に一度の割合でM9.0クラスの地震がおきているが、それが今にあたる。
いつ来てもおかしくない。


「事故を起こさないように」と月200時間以上の残業をして、原発完成のパーティの日に過労死した人もいる。
それを見ているので、廃炉にしろとはなかなかいえない。
だがそれでも確実に欠陥がある。


原子力保安院に真剣に訴えても、話にならない。
「時間だから」と話の途中でも席をはずし、まるで他人事。
それどころか「少々の被曝は健康にいい」とまで言ってる。


現時点でも止めたい不備のある原発がたくさんある。
その中でも浜岡は別格。
直下型地震の被害のシュミレーションは実質不可能。
だから、せめて地震が過ぎるまで止めてほしい。


福島でも、今回の地震で配管が想定以上に揺れたり、ぶつかったりしてるのを見ている人がいる。
GEではそんなシュミレーションやっていない。
検査合格後に、計算漏れが見つかり、60億かけて補修したということもある。
福島の6号機配管は全部不完全だったので改修が必要だと訴えたが東電は対応しなかった。
学者が安全とっていも安全ではないことがいくらでもある。


ある青年が「六ヶ所村は必ず事故が起きます」という。
なぜ、そんなことをいうのかと問うと、「溶接の経験がない私が溶接したからです」という。
溶接の経験なんてないのに、上司から稼いで来いといわれたからだという。


現場ではこういういい加減なことがいくらでも入り込む。
メーカーや下請けは電力会社から切られないようにミスを隠蔽する構造がある。


どんな地震が来ても大丈夫なんて絶対いえない。
GEを辞めて30年以上たつがいまだに安心できない。
菊池さんは2003年からこういった訴えをしているので、東電の「想定外」がいかにデタラメかよくわかると思います。

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